ビールが旨くて何が悪い?

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ビール感想文7本目 サントリー クラフトセレクト <ヴァイツェン>

今週のお題ゴールデンウィーク2016」ゴールデンウィークも淡々とビールを飲んでいきますよ。

7本目も国産ビールから。

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サントリークラフトセレクトシリーズのヴァイツェンヴァイツェンは意識して飲むのは初めてかもしれません。あまり気にせず飲んだことはあったかもしれませんが。

このブログでは初めて日本の大手ビールメーカーからの1本になりますね。昨今のクラフトビールブームを受けて大手でも今までとは違うビールを作っていこうとする機運が高まっているようで嬉しいです。昔のようなラガー一辺倒主義から早く完全に脱却して、いろんな種類のビールを気軽に楽しめるようになるといいなあと思います。

サントリークラフトセレクト・ヴァイツェンのレビュー

透き通った黄金色。ここのところ続いていたペールエールから比べるととても薄い色ですね。後ろの丼が透けて見えてしまっているのがちょっと恥ずかしいけど、それくらい透明度が高いということですね。

 ところでヴァイツェンと言うのは南ドイツで生まれたビールのスタイルだそうです。ヴァイツェンはドイツ語で小麦のこと。このサントリークラフトセレクト・ヴァイツェンにも勿論小麦麦芽が入っています。

得意のビールの図鑑によると、ヴァイツェンには3種類ほどあるようです。

ヘーフェヴァイツェン・・・伝統的。酵母入りでくすんでいる。そのためドイツ語で「白い』を意味するヴァイスとも呼ばれる。

クリスタルヴァイツェン・・・へーフェから酵母をろ過している。

デュンケルヴァイツェン・・・濃色系。

これからいくとサントリークラフトセレクトのヴァイツェンはクリスタルヴァイツェンのスタイルに近いんでしょう。

泡は5本目のサミュエルスミス・オーガニックペールエールと比べてもらうと一目瞭然ですが、やや粗く泡持ちもよくないです。良い悪いではなく醸造方法の違いからくるものだと思いますけど。

香りはとても特徴的。ラガーに慣れきった人が飲むと違和感を感じるかも。教科書的にはヴァイツェンはバナナ香、ということになるようですが、このサントリークラフトセレクトのヴァイツェンもやっぱりバナナの香りがあります。しかし、さらに他にも黄色いフルーツのニュアンスが感じられます。マンゴーやパイナップルのような。いずれにせよフルーツの香りが際立っています。好き嫌いが別れるかもしれませんが僕はとても気に入りました。ちょっと変わったビールが飲みたいという方にはオススメ。

苦味は殆ど無く、グビグビとジュースのようにイケてしまいます。少しトロみを感じてすごく口当たりが良いので本当にジュースみたい。でもアルコール分5.5%とやや高めなので飲み過ぎにはご注意を。

合わせる料理は何がいいんでしょうか?この日は醤油味のもつ煮だったのですが、悪くはなかったです。でも相性バッチリだったかと言われると・・・。まあ味噌ベースの濃厚なもつ煮よりはあっていたかと思いますけど。やっぱり食前酒的な位置か、クラッカーとチーズのお供なんて使い方がいいのかな。

サントリークラフトセレクトにはこのヴァイツェンの他にもペールエールとゴールデンエールがあります。さらに7月にはビターエールとセゾンという銘柄も登場するようです。実を言うと、ペールエールは以前に試したのですがあまり印象に残っていません。良くも悪くも日本の大手ビールから抜け切れていなかったような覚えがあります。だからヴァイツェンにもそれ程期待してはいなかったのですが、これは当たりでした。次はゴールデンエールを試してみようかな。

サントリークラフトセレクト・ヴァイツェンの詳細

原材料:小麦麦芽、大麦麦芽、ホップ

アルコール分:5.5%

容量:350ml

生産者:サントリー

価格:¥213(Amazonパントリー価格)