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ビール感想文 12本目 ブルームーン/Blue Moon 初めての風味!ベルギースタイルのアメリカ産クラフトビール

12本目はアメリカ産の有名なクラフトビールから。

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輸入のビールに関しては調べようと思ってもあまり情報が出てこないことも多いのですが、このブルームーンに関しては結構情報が多いです。

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初上陸した時に、かなりお金かけて宣伝したのかもしれませんね。有名なビールなんでしょうけど、僕はこちらも初呑み。

ブルームーンのレビュー

このビールは僕にとっては今までになかったビールでした。新感覚というか新風味というか。味、風味ともとても個性的なビールだなと。でもクラフトビールとはこうあって欲しいものです。どれを飲んでも似たようなビールでは面白く無い。

ベルジャンスタイル・ウィート・エールということで小麦が入っているため濁っていますね。このブルームーンには更にオーツ麦も使用されています。オーツ麦がどのような効果を生み出すのかはわからないのですが、公式サイトでは滑らかさとクリーミーさを生み出すとあります。確かに少しクリーミなのどごし。若干の粘度と言うか、日本のビールで言われているような「キレ」とは対極のような口当たり。

ドイツのビール純粋令のように「麦芽100%しかビールと認めない」という真摯な姿勢もいいですが、ベルギースタイルのように(このビールはアメリカ産ですが)小麦を入れたりフレーバーをつけるためコリアンダーを入れたりと様々な味を生み出していくのも面白いです。

初めての風味!

さて香りですが、今まで出会ったことのない香りでした。コリアンダーとバレンシアオレンジからくる香りは非常に特徴的。これまでにもコリアンダーやオレンジピールを使ったビールは飲んだことありましたけど、そのどれとも似ていないです。例えば10本目の常陸野ネストビール・だいだいエールも「福来みかん」を使用していますが全然違った印象。不思議な風味ですね。柑橘のほのかな香りも確かにあるけれど、それ以外にも香ってくるんです。これは表現として適当かどうか分かりませんが香味野菜のスープのような香りを感じました。ただ単に柑橘系とはいえないとても複雑な香り。

滑らかでクリーミーな口当たり

色は白濁した薄黄色でしょうか。飲んでみるととてもクリーミーであることがすぐに分かります。少しトロミを感じる。かと言ってそれは嫌な粘り気ではないです。おそらくこの香りと口当たりがとてもよくマッチしているからかと。

飲み始めは、初めての風味で少し違和感を感じたのですが、飲み進めるほどにどんどんと飲みたくなってしまうビールです。でも好き嫌いは激しいビールかなあ。

ブルームーンに合わせる食事は?

食事に合わせるには、香味野菜のスープ風味なので、和食よりはやはり洋食の方が良いです。魚のマリネとか、エスカベッシュなんかが良いかもしれない。後はクリーミーでマイルドな白カビチーズなんかも合いそう。あるいはチリコンカンのような豆の煮込みにはすごく合うでしょう。トマト味とは相性が良いでしょうね。

飲むときはオレンジを添えて

飲むときにはオレンジをガーニッシュとして添えることがオススメされています。今回は残念ながらオレンジがなかったので次回はそれを試したいですね。その状態で飲んでこそこのビールの本当の美味しさが引き出されるのでしょう。

ブルームーンの詳細

原材料:麦芽、ホップ、小麦、オーツ麦、コリアンダーシード、オレンジピール

内容量:355ml

アルコール分:5.5%

輸入者:モルソン・クアーズ・ジャパン

原産国:アメリカ

価格:¥354(Amazonパントリー価格)