ビールが旨くて何が悪い?

ビールと私のほろ苦い日常 Amazonパントリーで買えるビールを飲み尽くすまで続けます

ラーデベルガー Radeberger (ドイツ) ビール感想文15本目

ドイツの正統派ピルスナー ラーデベルガー

うまい。ドイツビールらしいしっかりとしたボディ。正統派。本格派。王道。

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ドイツ帝国初代宰相ビスマルク御用達のビール。

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ピルスナーらしいクリアな黄金色。これぞビール。

一口目はしっかりと苦い

一口目のガツンと来る感じはやはり日本のビールと違うなーと感じます。しっかりと苦い。勿論IPAなどより苦いものもありますが、ピルスナーでここまでしっかりと苦いと嬉しくなってしまいます。

骨格のしっかりとしたビール

ピルスナーといえば日本のビールなんかだとすっきり感が強調されがちですが、このラーデベルガーは違う。濃厚というわけでは無いのに、それでいて骨格がしっかりしているのを感じます。骨太。味の輪郭がしっかりとしているというか。

それでいて後口はすっきりするんですね。不思議だ。キレもありながらコクもある。そう、まさに日本のビールが目指しているところじゃないのか。その目指すべき答えのひとつがこのラーデベルガーでは?

ビール純粋令を守ったラーデベルガー

ビール純粋令を今も守り、大麦麦芽、ホップそして醸造所保有の井戸から引く軟水のみで作られたビール。

ラーデベルガー醸造所ではこのひとつのブランドのみを作り続けているそう。目の行き届く範囲でできることをしっかりとやる。この純粋さ、頑固さこそがドイツビールの真骨頂。

ラーデベルガーに相性の良い料理は?

これはなんでも合わせやすそうです。日本の一般的な大手ビールで合わせられているような料理ならなんでも合うかと。やはり揚げ物系は間違いないところでしょうか。お肉料理のほうがより向いているかな。

ラーデベルガーの詳細

原材料:麦芽、ホップ

内容量:330ml

アルコール分:5.0%

輸入者:株式会社 都光酒販

原産国:ドイツ

価格:330ml×24本で¥6458(¥239/本)

 

 

エーデルワイス / Edelweiss スノーフレッシュ(オーストリア)ビール感想文 14本目

久々の更新。

エーデルワイス スノーフレッシュ

エーデルワイス。ドイツ語で「Edel」高貴な「Weiss」白という意味だそうで。花の名前でもありますね。オーストリアの国花だそうです。

その名の通り高貴な雰囲気を漂わせる白ビールでした。

スノーフレッシュという商品自体は比較的最近のもので2007年に発売されたようです。

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スノーフレッシュ 

スノーフレッシュの名そのままにほんのりと雪がかったにごった白ビール。

小麦を使ったヴァイスビール。ヴァイスビールと言えばドイツはバイエルンですが、やはりお隣オーストリアでも素晴らしいヴァイスビールが作られているんですね。

柑橘からのバナナ香

一口目には柑橘系の香りを感じますが、二口目からはヴァイスビール、白ビールの特徴的なバナナ香。そこにほんのりと、でも確かにスパイスのニュアンス。香りの変化はワインやブランデーなどではよくありますが、ここまでびーるで如実に感じるのは珍しく面白いです。

口当たりはクリーミー

口当たりは非常にクリーミー。トロッとしていると言っても良いかもしれない。

濾過を行っていないから濁りがあり、そしてここまでトロッとするのでしょう。でもそれがとても滑らかで心地よいです。

エーデルワイス スノーフレッシュに相性の良い料理は?

バナナ香を強く感じるので、甘みのニュアンスがあります。逆に苦味は殆ど感じないです。何が合うかなー?ぱっと思いついたのは「エビマヨ」です。ちょっと甘く仕上がったエビマヨみたいな料理が合うんじゃないかな。ハーブとバナナ香の繊細な香りなのでスパイシーな強すぎる料理には向かないかも。

さっぱりした魚介料理や香りのきつくないマイルドな白チーズのサラダ、チキン料理あたりが良いのかな。後は食後のデザートのお供なんかでも良いかもしれない。

エーデルワイス スノーフレッシュの詳細 

原材料:麦芽、ホップ、アルペンハーブ

内容量:330ml

アルコール分:5.0%

輸入者:株式会社 都光酒販

原産国:オーストリア

価格:330ml×24本で¥6480(¥258/本)

 

 

 

ビール感想文 13本目 初のイタリアビールはランチ時にパスタと合わせて飲みたい「モレッティ」

13本目は当ブログ初のイタリア産ビール。

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久々のラガーではないかな。濃厚で骨太なエールビールもいいですが、たまにはさっぱりと行きたいですね。

モレッティのレビュー

モレッティはイタリアのビールとしては定番だそうです。イタリアの中でも老舗のビールメーカー。今回が初飲み、と言うかここまで紹介してきた12本もすべて初めてではあるんですが。イタリアといえばフランス同様ワインのイメージがどうしても強いので、さてどんなお味か?

明るめのそして淡い黄金色

結構淡い、薄めの色ですね。馴染み深いゴールド。モレッティは麦芽100%では無くとうもろこしが入っているんですが、それがこの淡い色とも関係有るのか。

呑み口はさすがのピルスナー

キリっと、スッキリ系のお味。でもやっぱり日本のビールとも違うんですねー、不思議ですけど面白い。苦味はやや強く感じます。一方でほのかな甘味も。とうもろこしが入る分軽く、悪く言えば薄くなってしまいそうですが、そんなことは無くしっかりと一本筋の通ったお味。

アルコール分は軽めの4.6%

アルコール分はやや低めなので、ランチなんかに軽く一杯なんて使い方が良さそうですね。そしてやはり合わせるべきはイタリアといえばでパスタでしょう。この時期だったらホタルイカのパスタなんかと合わせてサラッとスマートなランチを楽しみたいものです。

 

モレッティの詳細

原材料:麦芽、ホップ、とうもろこし

内容量:330ml

アルコール分:4.6%

原産国:イタリア

輸入者:モンテ物産株式会社

価格:¥365(Amazonパントリー価格)

 

[イタリアビール]モレッティ330ml 瓶×24本

[イタリアビール]モレッティ330ml 瓶×24本

 

 

ビール感想文 12本目 ブルームーン/Blue Moon 初めての風味!ベルギースタイルのアメリカ産クラフトビール

12本目はアメリカ産の有名なクラフトビールから。

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輸入のビールに関しては調べようと思ってもあまり情報が出てこないことも多いのですが、このブルームーンに関しては結構情報が多いです。

全米NO.1 クラフトビール“BLUE MOON"って何!? - NAVER まとめ

米国No.1は伊達じゃない!アメリカのクラフトビール事情におけるブルームーン的視点|ビール女子

クラフトビール界の黒船「ブルームーン」がやってきた | Fashionsnap.com

初上陸した時に、かなりお金かけて宣伝したのかもしれませんね。有名なビールなんでしょうけど、僕はこちらも初呑み。

ブルームーンのレビュー

このビールは僕にとっては今までになかったビールでした。新感覚というか新風味というか。味、風味ともとても個性的なビールだなと。でもクラフトビールとはこうあって欲しいものです。どれを飲んでも似たようなビールでは面白く無い。

ベルジャンスタイル・ウィート・エールということで小麦が入っているため濁っていますね。このブルームーンには更にオーツ麦も使用されています。オーツ麦がどのような効果を生み出すのかはわからないのですが、公式サイトでは滑らかさとクリーミーさを生み出すとあります。確かに少しクリーミなのどごし。若干の粘度と言うか、日本のビールで言われているような「キレ」とは対極のような口当たり。

ドイツのビール純粋令のように「麦芽100%しかビールと認めない」という真摯な姿勢もいいですが、ベルギースタイルのように(このビールはアメリカ産ですが)小麦を入れたりフレーバーをつけるためコリアンダーを入れたりと様々な味を生み出していくのも面白いです。

初めての風味!

さて香りですが、今まで出会ったことのない香りでした。コリアンダーとバレンシアオレンジからくる香りは非常に特徴的。これまでにもコリアンダーやオレンジピールを使ったビールは飲んだことありましたけど、そのどれとも似ていないです。例えば10本目の常陸野ネストビール・だいだいエールも「福来みかん」を使用していますが全然違った印象。不思議な風味ですね。柑橘のほのかな香りも確かにあるけれど、それ以外にも香ってくるんです。これは表現として適当かどうか分かりませんが香味野菜のスープのような香りを感じました。ただ単に柑橘系とはいえないとても複雑な香り。

滑らかでクリーミーな口当たり

色は白濁した薄黄色でしょうか。飲んでみるととてもクリーミーであることがすぐに分かります。少しトロミを感じる。かと言ってそれは嫌な粘り気ではないです。おそらくこの香りと口当たりがとてもよくマッチしているからかと。

飲み始めは、初めての風味で少し違和感を感じたのですが、飲み進めるほどにどんどんと飲みたくなってしまうビールです。でも好き嫌いは激しいビールかなあ。

ブルームーンに合わせる食事は?

食事に合わせるには、香味野菜のスープ風味なので、和食よりはやはり洋食の方が良いです。魚のマリネとか、エスカベッシュなんかが良いかもしれない。後はクリーミーでマイルドな白カビチーズなんかも合いそう。あるいはチリコンカンのような豆の煮込みにはすごく合うでしょう。トマト味とは相性が良いでしょうね。

飲むときはオレンジを添えて

飲むときにはオレンジをガーニッシュとして添えることがオススメされています。今回は残念ながらオレンジがなかったので次回はそれを試したいですね。その状態で飲んでこそこのビールの本当の美味しさが引き出されるのでしょう。

ブルームーンの詳細

原材料:麦芽、ホップ、小麦、オーツ麦、コリアンダーシード、オレンジピール

内容量:355ml

アルコール分:5.5%

輸入者:モルソン・クアーズ・ジャパン

原産国:アメリカ

価格:¥354(Amazonパントリー価格)

 

 

 

 

ビール感想文11本目 ヤッホーブルーイング/月面画報 静かな夜に飲みたいベルジャンペールエール

11本目。

またまたヤッホーブルーイングから。ヤッホーブルーイングも10本目の木内酒造同様多くの種類をリリースしているので、出会う頻度も高いですね。今後もどんどん登場するでしょう。

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ヤッホーブルーイング、月面画報。なんのこっちゃわからんネーミングではありますがそこがヤッホーブルーイングらしい。なんとこの月面画報はAmazon限定販売のようですよ。Amazonパントリーのビール飲みつくし企画だからこそ出会えた1本。うれしいですねー。

http://yohobrewing.com/news-release/20141125_getsumengaho.pdf

 

月面画報のレビュー 

ニュースリリースによれば、ベルギースタイルのペールエール。泡立ちがとてもクリーミー。色は明るめの黄金色。最近はグラスに注いだ写真も載せるようにし始めましたが、一本一本見事に違うものですね、面白い。

香りはフルーティーさが感じられ、口に含んでもトロピカルフルーツとかバナナ、柑橘類を思わせる香りがふわっと上がってきます。でも7本目のヴァイツェンのような「そのまんまバナナ」といったような強烈なバナナ香ではないです。

 

beer-baka.hatenablog.com

 

あくまでふんわり香る程度。適度なバランス。

アルコール分は5.5%と気持ち高い程度。でも飲みごたえが充分に感じられます。香りも複雑だし、味の深みも十分。この深みのあるビールが¥288で飲めるのは結構驚異的ですよ。月の綺麗な夜に一人静かに飲みたくなるビールです。ゆっくり時間をかけて飲んで、飲むごとにちょっとづつ違う表情を魅せてくれるような、そんなビール。

 

月面画報の詳細

原材料:麦芽、ホップ

ビアスタイル:ベルジャンペールエール

アルコール分:5.5%

内容量:350ml

生産者:ヤッホーブルーイング

価格:¥288(Amazonパントリー価格)